最近の新築住宅を見ていると、屋根の形状が三角になっている、いわゆる切り妻屋根の家が少ないように感じます。

それよりも主流は斜めに平らになった、いわゆる片流れの屋根が目立つようになりました。シンプルな見た目でおしゃれな感じもしますが、どこか家らしくないような感じも受けますね。

片流れの屋根の家
🏠切り妻の屋根はコストが高くなります

"妻"というのは端っこという意味もあるので、端っこを切ったような形なので切り妻と言います。刺身料理などの端っこに添えてある"つま"も同じ意味だそうです。

日本の和風建築の屋根形状の代表格とも言える切り妻屋根は、雨や雪が多い地域ならではの工夫された形状と言えます。雪や雨を滑り落とすので、雨漏りがしにくいといった利点があります。

伊勢神宮の神殿といった、寺社仏閣の代表的な建造物の屋根もこの切り妻という形状で造られています。施行もしやくす、しばらくは瓦屋根の住宅を中心に、日本の住宅にも多く用いられていました。

また三角の形状がゆえに、屋根裏部屋ができたり、ロフトを楽しんだりできるのも特徴と言えます。

そんな切り妻屋根は、最近新築されている家にはあまり見かけないような気がします。ウッドショックによる木材の高騰、人材不足により職人手間の高騰などが相まって、屋根裏部屋など特別な仕様にしない限りは採用されなくなったのでしょうか。

🏠平らな屋根のほうが効率的で経済的です

切り妻屋根もシンプルで施工も比較的容易ですが、平らな屋根の方が、よりシンプルでコストパフォーマンスも高いと言えます。

最近は材料も多様化してきて、金属製のものが多く使われるようになりました。そのため、大工さんのお仕事というよりは、板金屋さんのお仕事になってきています。

施工も容易で、平らがゆえに太陽光発電設備なども設置しやすくて、採用する方が増えています。

ただし、切り妻屋根に比べて屋根裏空間が少なくなるので、断熱性能を確保できるように工夫はしたいのと、外壁から出っ張った部分がないと雨漏りも発生しやすくなるので、採用する際にはこの2点には注意したいですね。

どんな工法にしろ、しっかり施工しなければ効能を発揮できませんので、屋根工事をする際には施工会社の説明をしっかり聞いて、断熱性や雨漏りの心配はないかを十分に確認しましょう。

見た目も大切ですが、屋根としての機能がしっかりとしていないと、近い将来に余計な出費が発生してしまって、結果的に予算オーバーにもなりかねませんね。