先日、不動産会社が売主の物件において仲介業務のお手伝いをさせていただきました。
仲介業務に対する報酬はもちろんいただくのですが、売主業者と直接取引をすれば、仲介手数料は不要です。大きなお買い物で少しでも費用を抑えたいという気持ちは誰しもが持っているでしょう。
👂お金の相談業務からのスタートでした
不動産の購入はほとんどの方が初めての経験となります。物件のこと、費用のこと、手続きのこと、段取りについても何から始めてよいのか、右も左もといった感じではないでしょうか。
そのような状態でご相談にお越しいただき、費用のことから設計士を交えての建築のご相談まで多岐に渡ってお話をさせていただきました。物件のご提案もさせていただきましたが、なかなかご希望に沿うものがなく、時間が経過していきました。
その後しばらくして、お客様の方からとある造成中の分譲地の購入を検討したいとのご相談がありました。他の会社の物件情報から見つけたということでしたが、以前からのご縁もありご連絡をいただきました。
不動産会社が売主の物件でしたので、物件状況の確認を取って、役所調査なども行い、多少の価格相談も承って無事にご契約という運びとなりました。お引渡しは造成工事完了予定の2ヵ月後ということで、それまでは金融機関との必要書類のやりとりなど決済に向けての準備を行います。
💰仲介会社の役割は想像以上に多岐に渡ります
売主と直接取引が成立すれば仲介手数料は不要ですが、売主によっては全く手続きに協力的でない会社も存在します。
取引に精通した人が身近にいれば、ある程度はお手伝いができるかもしれませんが、奉仕でどこまでやっていただけるのかという不安はあるでしょう。不動産取引には様々な費用が必要で、物件ごとに全く同じ金額ということはないので、それが正しいものなのかどうかも不安になることも考えられます。
仲介会社は報酬をいただいてお手伝いをするので、言わば不動産取引の専門家ということになります。決して安くないと感じる方も多いかと思いますが、一生にそうはない不動産取引において、思わぬ失敗や後悔をすることのないように、仲介会社にお手伝いいただくことはある意味、安心料も込みと考えればよいのではないでしょうか。
また金融機関によっては仲介会社の介入を推奨する会社もありますので、出来るだけストレスを感じないスムースな取引を実現するためにも是非ともご用命いただければと思います。