ホームページより、ご相続された一戸建て住宅の売却相談をいただいた時のお話です。
実際に物件を拝見させていただき、相場感と経験を駆使して売主様とじっくりご相談させていただきながら、お蔭様でご納得のいく査定価格をご提示することができました。
🏘そのままの状態での仲介販売での価格査定
通常の価格査定では、私物はなるべく回収してお部屋のお掃除くらいはいたしますが、リフォームなどを施すことはなくそのままの状態での売却価格を検討します。
あくまでも中古住宅としての販売となりますので、購入を検討する方は価格重視で検討することになります。言い方は悪いですが安ければ安い方が売りやすいということになります。
ただし、よほど売却をお急ぎでなければ、売主側の立場になってなるべく高額での価格査定を目指すことになります。商売勘定で高額の査定価格を提示するのは簡単なことですが、相場とあまりにもかけ離れた価格では結果的に時間もいただくことになり、お値引きなどの対応でご負担をかけたりということにもなりますので、なるべく高額かつ現実的な査定価格を検討することになります。
🏘色を付けた提案をする会社もあります
売主様は他の会社にも査定依頼をされていました。大きな金額になりますので、査定価格もそうですが、対応や相性も大切だと思いますので、何社かに依頼するのは良いことだと思います。
弊社からの査定額提示から間もなくして、他社の方が査定価格が高額だったというご連絡があり、少し検討したいということでした。検討するも何も高額査定を提示した会社のほうでの取り扱いになるものだと思っていましたが、またしばらくして弊社でお願いしたいというご連絡をいただきました。
理由を聞いてみると、高額査定を出した会社から、提示した価格で販売するには床や壁紙などの補修を、売主の負担で施す必要があると言われたそうです。何か当然のように要求されて不信感を抱いてしまったようで、多少価格は低かったですが、弊社のほうで販売活動をする運びとなりました。その後2ヵ月程でご縁があり無事売却となった次第です。
価格査定にも色々なアプローチがあるものだとは思いましたが、売主側の希望と合わないような提案ではなく、よくよく相談して行いたいものですね。