土地探しは一生に一度あるかないかの大きなお買い物、人生最大の選択という気持ちになる方も多いでしょう。そんな気持ちに応えられるように日々取り組んでいますが、それでもなかなか良縁に巡り合えない方々が多いのが現実です。有り余るお金があれば別ですが、そんな方は一握りです。
💡全ての希望条件を満たすのは難しい
住宅用地の購入を検討する際には、多くの方はまずは立地と予算ではないでしょうか。弊社にお問い合わせいただくほとんどの方も、○○地域で○○万円くらいの土地を探していますという内容のご相談です。立地についてはお子様の学校区域であったり、勤務先へのアクセス、ご実家に近いといった条件の方が多いです。
お問い合わせの段階ではそれ以上の希望をお話する方は少ないですが、そもそも立地と予算だけでもそうそういくつもの候補地があるわけではございませんので、まずは大まかな内容でないと依頼された不動産屋さんもご提案が難しくなるでしょう。そしていくつかご提案した後は、そのままご検討される場合もありますし、さらに絞った条件をご要望される方もいます。
そのご要望の多くは物件条件に関するご相談です。例えば敷地に面する道路が広い物件であったり、土地の形が東西に広い物件であったりといった内容です。
さらに周辺環境に関しての条件についてもご要望がある方もいます。敷地からお墓が見えないこと、車通りの少ない通り沿いであること、線路や踏切が近くないことなど、ご提案するにつれてある程度条件が満たされていくのですが、残念ながらほとんどのケースで100%満たすことはございません。
💡行き詰った時には一旦気持ちをリセットしてみては
とあるお客様は、探し始めの頃は中古住宅の購入を検討されていたのですが、ご見学した物件について、改修費用の予算の目途が立たずになかなかお話が進みませんでした。そこで、ご希望するエリアの土地価格の相場から予算の目途が立つ新築住宅を建築する方向にシフト変更して探すことになりました。
いくつか見学して一歩前に進みそうなタイミングもありましたが、結局ご希望に叶わず今に至ってしまいました。長い間探していると、より希望に沿った物件が出るのではないかと思う気持ちにもなる一方で、探し続けるモチベーションを維持するのが難しくなることもあります。もちろん無理して妥協して決断する必要はないと思いますが、どこかで多少は受け入れなくてはなかなか最終決断には至らないものだと感じています。
予算に見合ってなかったり、物理的に不憫があるのは問題外ですが、完璧を求めているとそれはそれで機会を損失してしまいます。行き詰まり感は否めませんが、どこかで気持ちをリセットできるタイミングに至る方もいますので、引き続き、真向からではなく少し視点を変えた形でご提案させていただき、良縁に出会えるようご協力させていただきます。