多くの仲介会社は、他社で扱っている物件もホームページやポータルサイトに掲載しています。

弊社もそれほど多くはないですが、掲載を依頼されたりこちらから掲載をお願いしたりした物件をいくつかホームページやポータルサイトに掲載させていただいております。

H.I.C不動産応接室の飾り棚

先日もポータルサイトよりお問合わせをいただき、早速資料をご案内するのと併せて、物件を管理している不動産会社さんには、未だご紹介は可能かどうかの問合わせをいたしました。

その結果、既にその物件は2日前に商談になったとのご回答でした。2年以上もご縁がなかった物件が、まさかこのタイミングで・・・そんな気持ちにもなりましたが仕方がありません。

お客様には、資料をご案内して数時間での状況報告となり、いささか気が引ける思いでしたが丁重にお断りさせていただいた次第です。他の物件のご提案もさせていただこうと思いましたが、希望していた物件が検討できないのであれば心ここにあらずでしょう・・・少し広げた条件だけお聞きして次のご縁に期待することとなりました。

扱い物件が多い会社にいた頃は、定期的にブッカク(物件確認)を何人かで手分けして、電話やメール、FAXなどで商談状況などを確認する作業をしておりましたが、物件の数に限らず定期的な状況確認は必要だと感じた次第です。

既に商談になった物件を掲載していること自体、そんな意図はなくとも、いわゆるおとり広告と見なされる可能性もあり、信用問題にもなりかねません。

不動産業界の広告規制も今後はさらに厳しくなってきますので、意図しない不始末でお客様にご迷惑をかけないのはもちろん、会社の姿勢も問われかねませんので、掲載を止めるのに多少のタイムラグはあるかと思いますが、気を引き締めて参りたいと思います。