弊社分譲地の敷地内にあるブロック塀の撤去を検討している中で、以前にもブログで紹介いたしましたが、条件が整えば撤去費用に補助金が支給されます。ご近所の方から補助金の案内のようなチラシが投函されていたというお話を聞いたこともあり、とりあえず申請してみることにしました。

松本市ブロック塀撤去補助金点検表
松本市島立分譲地内にあるブロック塀
松本市島立分譲地内にあるブロック塀

まずは松本市ホームページ内にある、ブロック塀点検表を使って危険度を判定します。経過年数や塀の高さやブロックの厚さなどの項目ごとに入力していくと点数が加算されます。ちなみに築年数については、昭和56年5月31日以前であれば0点(危険)となります。

点検表は松本市ホームページからダウンロードできます。
松本市ブロック塀等撤去事業補助金

10項目ほど入力した後は、傾きやひび割れ、ぐらつきや転倒防止対策等を加味して最大で3割の減点となります。その結果100点満点中55点を下回るブロック塀は、危険と判定されて補助金の対象となります。ちなみに今回申請予定のブロック塀については61.6点ということで一応安全という結果でした。

しかしながら、点検表の中にある鉄筋の有無については、ひび割れから何となく鉄のような物が見えた程度でしたので、確認不能ということにすると54.6点となり補助対象になります。ということで全部撤去の場合の、14,000円×32.5m×2/3(上限10万円)の補助が受けられるか申請させていただきました。

事前相談の結果、補助の対象になり得る塀ではありましたが、条件の大前提として、通学路や避難場所に隣接する敷地内のブロック塀ということで、そもそもが対象ではないと言う結果となりました。何となくは予測しておりましたが、年度末までの予算が余り、対象が拡大されていないかなど多少の期待感もあり申請いたしましたが、今回は補助金の対象外でした。

皆様も危なっかしいブロック塀は、補助金制度も検討しながらもその有無にかかわらず、事故が発生する前に補強や撤去の検討をいたしましょう。