不動産の購入というのは一生にそうはない機会です。気に入った物件に巡り合えると感情が高ぶることもあるかと思います。とても自然な感情だとは思いますが、大きなお買い物ですので、お金という現実的な課題をクリアしなければなりません。
先日に物件案内したお客様は、県外からの移住予定者でした。以前、子育てをしていた頃に松本で生活されていて、その後はお仕事の都合で地元の四国に戻ったのですが、松本市の住環境がとても気に入っていたので、仕事を辞めて新たに松本市での就業が決まり、お住まいを探しているということでした。
就業先は決まっているとは言え、前職よりは収入も減り、何よりも慌ただしい感じがいたしましたが、息子さんも小学校にあがる直前ということもあり、持ち家を取得して落ち着きたいという強いお気持ちがありました。
物件はとても気に入っているご様子で、あれこれと生活するイメージを膨らませているような感じでしたので、水を差すようなことも言えず、昨年までの収入証明もご準備されていましたので、とりあえず物件の予約と併せて、住宅ローンの仮審査もお手伝いすることにしました。
同じ会社やグループ内での異動や出向ならともかく、同様の業務内容とは言え全く違う会社への就業でしたので、住宅ローンのハードルは高いとは思っていましたが、金融機関からの回答も予想通りでした。やはり勤務年数は前職から積算されずにリセットされてしまうとのこと。
結果をお伝えしたところ、冷静になられたご様子で、とりあえずは賃貸生活で環境に慣れてから、あらためてマイホーム購入に向けてお手伝いさせていただくということになり一件落着といったところです。引き続き宜しくお願いいたします。