かかりつけのお医者さんというのは良く聞きます。主治医とも言われますが、ある患者の身体・健康・その他の症状について最もよく理解している先生ということで、その役割はとても大切です。患者にとっては相談しやすい相手ということでその信頼度は高いでしょう。
継続的にお世話になる可能性の高いお医者さんに対して、不動産会社というのは賃貸オーナー以外の方々はそうそうお世話になることはないでしょう。ましてや不動産の売買となると一生に一度関わるかどうかということになります。
実際のところ弊社においてもほとんどの方が一度限りのお付き合いです。購入した物件を売却するお手伝いをしたこともありましたが、それでも2回限りのお付き合いです。ただし1度や2度といっても売買は時間がかかりますので関わっている期間は数か月となりますので、特に売却のお手伝いとなるとその間に信頼を失うことも考えられます。
そのような関わり方ではありますが購入のお手伝いをさせていただく場合でも1~2年のお付き合いにあることもあります。その間には物件情報の提供はもちろん、住宅ローンの説明や金融機関のご紹介、物件ごとに異なる購入費用や税金等の相談など多岐に渡ってご相談させていただきます。
気になる物件があれば現地案内をさせていただき、時には諸条件により購入お見送りの提案をしたりもします。お付き合いが長くなると当初のご希望条件にも変化が出てきたり優先順位にも変化が出てくることもあります。
考えてみればどうしても不動産を購入しなければならない人などいません。諸事情によりアパートの退去が迫っている方も別の賃貸住宅を探せば足ります。不動産購入はご縁とタイミングと言います。焦らず条件が合えば購入の検討に入ればよいことです。
先日に購入の相談から約1年でご縁談となりました。かかりつけのお医者さんとまでは言いませんが、電話やメールでの様々なやり取りや5件ほど物件案内もさせていただき、結果的に弊社でのご縁となりほっとした部分もありました。引き続きお引渡しまで宜しくお願いいたします。