弊社でも移住者の方々の新居のご相談を承っております。これまでも沖縄県や福岡県、広島県、大阪、静岡県などなど各方面からの移住者のご相談や新居の紹介などを行って参りました。旅行で来て信州の環境に惚れ込んだ方や、ご親族がいるからなどの理由での移住でした。
弊社は売買物件専門の不動産会社ですので、相談者の皆さまも購入を前提でのご相談です。これまでのご相談者の方で新居を購入された方の多くは、退職金もあって資金に余裕があるということで現金一括購入される方でした。
ご予算的には3000万円までという方が多く、中古マンション、中古住宅、そしてビルダー系の新築建売住宅の購入のお手伝いをさせていただきました。いくら資金に余裕があって現金一括購入でも移住後には家具や家電、生活用品など出費も嵩みますので多少は余剰資金は必要ですね。
もちろん中には住宅ローンを利用する方もいて、最低でも1年以上松本市でお仕事されている方はローン審査の土台に乗りますが、これからお仕事を探すという方については前職と関連性が高い職種に就業予定であることを条件に審査が可能という方もいました。
購入するには資金も必要ですし、さらに生活環境が大きく変わる中で果たして購入すべきなのかとご心配される方もいました。以前に住んだことがある地域だったり、身内が近くにいるなど購入に踏み切れる事情でもなければ、率直に賃貸から始めることをおすすめしてきました。
まずは賃貸住宅で生活環境を体感いただき、その中で購入に向けて始動していけば良いと思います。全く知らないところでの新生活は不安だらけだと思いますので、せめて新居を決めるストレスは最小限に抑えたいところではないでしょうか。
明らかに好条件で転売できる不動産であれば購入して馴染めなければ売却、という考え方もありますがこのご時世で地方都市ではそうそう見つかるものでもございませんし、住居として一度住みついてしまうとなかなか重い腰が上がるものでもございません。
先日も埼玉県から移住予定の方に新築建売住宅をご案内させていただきましたが、まずは賃貸でというご結論に至りました。またあらためて購入に向けてのご相談を承りたいと思います。