松本市の労政課に問い合わせたところ、昭和48年告示の制度がまだ有効でした。
松本市勤労者住宅建設資金利子補給金交付制度・・・要はローンの利子の援助をしてくれる制度です。
勤労者とは、事業所または事務所に雇用されている者で、職業の種類を問わず、賃金、給料、その他これに準ずる収入によって生活する者とされています。
そのような方が、長野県労働金庫(ろうきん)から借入をして、住宅を建築または購入した場合に補給金が受けられるというものです。
居住用の住宅で、280㎡(84.7坪)までの大きさが対象ですので、一般的な住宅であればほとんどが対象になるでしょう。賃貸用不動産や別荘、店舗等の建物は対象外ということですね。
借入期間はほとんどの方が5年は超えていますので、5年間の利子総額の20%(限度額6万円)を補助してくれます。
毎年2月末までにその前年分について、申請書を市長宛に提出しなければいけません。面倒ではありますが、補助金がいただけるのであれば、5年間はひとつのイベントとして申請したいところですね。
昭和48年の告示当時と言えば、景気対策の一環として、融資戸数の増加が図られていた時代で、既に住宅金融公庫の融資もございましたので、それは活況を呈していたかも知れませんね。
恐らく金利も当時は7~8%といったところで推移していたのではないでしょうか。現在との貨幣価値も違って6万円の補助というのは相当大きかったと推測されますよね。
現在の金利は1%を切るのが当たり前のような感じになっています。ざくっと計算してみても3,000万円借入して、その内の300万円相当に対する5年間の金利総額と言っても、10~12万円?といったところでしょうか・・その20%の補助ということは2~3万円・・・何とも言えませんね(笑)。
それでも、金利比較で差がなければこういった補助も含めて検討してみてはいかがでしょうか?
何となく、自己資金を積んだり、不動産会社紹介で金利の交渉をしたほうがメリットがあるような気がしますが、こんな制度もあるのだというお知らせをさせていただきました。