生活に欠かせないライフライン。

郊外にいくと、まだ水道下水道の本管が布設されていない道路があります。そもそも住宅が建つことが想定されていなかった場所ではよくあることです。

3件分の上下水道の引き込み
3件分の上下水道の引き込み
💧 前面の道路に本管が布設される予定がない

これから近い将来に、行政により上下水道の本管が布設される予定がある場合もありますが、いつになるかわからないし、相応の負担が使用者にもかかってきますので現実的ではありません。

そんな時は既に本管がある道路から引き込むことになります。

写真は、寿にある住宅街に4区画に区分された住宅用地です。手前の家は前面の道路から直接私設管を引き込んでいますが、奥の3件については前面の道路に本管が通ってないため、本管がある道路からそれぞれ引き込むことになったようです。

奥に向かう通路部分を3つに分けて、それぞれ使用する方の所有土地となります。もちろん、道路へ出るための通路としての利用も考えられます。

🐾 新規の分譲宅地なので実現できたとも言えます

通常は、前面の道路に本管が通ってないからと言って、他人様の土地を使って私設管を引き込むなんていうことは、親戚縁者同士ということでもなければあり得ないことです。

この分譲地は、建売分譲業者が土地を一括で購入して、複数に分割して販売するという計画でしたので、最初から私設管用に土地を確保して引き込みが実現したのです。

通路部分の土地の所有権も、それぞれ個別に所有することになりますので、揉める心配も少ないでしょう。

人が歩ける幅くらいはありますので、通路として使用するのも問題はないでしょう。

引き込み管も新しく布設されていますので、劣化についての心配も当面はないでしょうし、仮に詰まり等の不具合が生じた場合には、修復にあたりお互いにお声かけをする程度でよいかと思います。

建売住宅は8月中頃の完成だそうですので、また弊社でもご紹介させていただきたいと思います。