広告等を見ていると「建築条件付」という条件の付いた土地を良くみかけます。
比較的人気のある地域の土地にはよくこの条件が付けられています。ハウスメーカーさんの分譲地はもちろんのこと、一定期間、不動産会社等の販売業者と提携しているケースもあります。
🏘 建築する会社が指定されているだけですが
建築条件付土地とは、〇ヵ月以内に〇〇会社と建築の請負契約を締結・・・というように、土地を契約した後の一定期間内に指定の建築会社との請負契約を結ぶことが条件になっている土地のことです。
建築する会社が指定されているだけで、他に販売されている土地と何ら変わりはありません。
しかしながら、購入する側としては、既に建築する会社が決まっていたり、決まっていなくても選択の自由がなくなるという何か囲い込まれるような感じがするのか、敬遠される方は多いですね。
何回も買い替えることができるようなものでもないので、当然の心理と言えるでしょう。
建築条件を外すようお願いしても、長い期間売れていない土地であれば稀に応じてくれる会社もありますが、それはそれで気が引けますよね。
例えば、2年程売れていなかった建築条件付の土地を、50万円上乗せして建築条件を外して購入したという方はいました。
🏘 条件付土地にもメリットはあります
建築会社が制限されていても、ほとんどの会社が自由設計ですので、外観や間取りはある程度希望が叶うかと思います。
土地と建築が同じ会社であれば、その会社の経営方針にもよりますが、土地価格の値引きにも応じていただける可能性は高いでしょう。土地も建物も購入いただけるのですから、当然会社としても何らかのメリットを感じていただきたいと思うのではないでしょうか。
また、引渡し後のメンテナンスも土地建物両方での対応ができますので、窓口も1社で済んで安心ということも言えるでしょう。
建築会社に特にこだわりがなく、土地の立地もそこそこ希望に近いものであれば、価格交渉も含めて建築条件付の土地を検討されてみてもよいでしょう。
どうしても違う会社で建築したいということであれば、成就する可能性としては低いですが、土地代金の上乗せをご提示されてみてはいかがでしょうか。
街並みも考えて分譲している会社であれば尚更厳しいとは思いますが、大きなお買い物ですのでご提案はしてみましょう。