月日がともに一桁の場合は語呂合わせ的な記念日が制定されていることが多いような気がします。
9月2日は文字通り、くつの日、くじの日に制定されています。
くつの日は銀座の専門店が1992年に制定したそうですが、くじの日はどんな由来があるのでしょう。
🏧 大手金融機関が1967年に制定
第一勧業銀行(現在のみずほ銀行)の宝くじ部が1967年に制定しました。
そもそもそんな部署があったのが驚きですが、制定より以前の1944年頃より宝くじの前身である福券として発売されて以降、当選しても引き換えられずに時効となってしまう宝くじが多かったことから、時効防止のPRのために制定されたのです。
宝くじの時効は1年です。
少額の当せんであれば、そのうちにと思っていたら1年経っていた何てことも考えられますが、直近の情報では、1億円以上の当せんで換金されていないくじが2021年11月1日時効のハロウィンジャンボで7本、2022年1月7日時効の年末ジャンボで8本もあるそうです。
そのうちに、とは思えないので、恐らく見間違えてハズレと思っているのではないでしょうか。
時効を迎えた当せん金は宝くじの収益金と同様、全国都道府県の販売元に納められて公共事業などに役立てられています。
💰 身近にも高額当せんのお話が
以前勤めていた会社での話ですが、とある支店のイベントで、社員30人がそれぞれ1,000円を拠出して宝くじを購入しました。結果は1,000万円の当せんだったのです。ひとり33万円ほどの換金ということで大いに盛り上がったと聞きました。
今であればパワハラと言われる可能性もありますが、当せんしたので美談のまま引き継がれています。
あとは、とある九州のラーメン屋さんの社長が高額当せんをしたのですが、その社長はその当せん金を使って店舗を増やして、抜擢した社員に運営を任せ、さらに社員やアルバイトにボーナスとして還元したのです。
その心意気には感嘆したものです。今でも人気店として経営されています。
さらに、大手企業に勤めていた当時20代半ばの社員が高額当せんしたのをいいことに、会社を辞めて趣味や旅行に贅沢三昧したのです。使い切ったあとは働く意欲が失せてしまっていて、社会復帰するのに苦労したというお話を風の噂で聞きました。
夢のある宝くじも、当せん金の使い方によっては人の人生をも左右してしまうのですね。