弊社の主な業務は不動産の買取りと売買仲介ということもあり、おかげ様で不動産の売却価格査定のご依頼を多くいただいております。戸建て住宅や住宅用地、分譲マンションや収益アパート等の事業用物件など依頼案件は様々です。

売却査定のご依頼があってもご参考までという方も多いですが、売却するタイミングも依頼者それぞれの事情や考えがありますので、あくまでも査定時点での参考価格を知るということであっても今後の売却活動の一助になれればと思いお手伝いさせていただいております。

いくつかの会社に価格査定を依頼してそれほど価格差に差異がなければ、信頼のおける相性の良い不動産会社に依頼すればよいことだと思いますが、不動産売却査定業務に精通している会社であることはもちろんのこと、依頼物件エリアの市場状況に詳しい会社であることが望ましいでしょう。

弊社へ依頼される方も、弊社が過去に取り扱った物件を調べてご相談に来られる方も多くいますが地元周辺はもちろん過去に扱った物件周辺エリアについても現地調査や販売活動等により、場合によっては地元周辺エリアよりも詳しくなったりもします。

今回のご依頼は寿北地域ということですが、弊社では売却活動の実績はございませんが、以前に数件の売却価格査定の依頼がありました。また移住者の方に、協力会社が取り扱っている戸建て賃貸住宅を紹介したこともありましたので、土地勘や周辺事情には通じています。

まずは机上で所有権や抵当権といった権利関係の確認や地目(土地の種類)や過去の地図などから従前の利用状況を調べます。次いで前面や周辺の道路との関係、上下水道や都市ガスの配管状況、都市計画法や建築基準法、松本市の条例の制限等を調べます。

その後は実際に現地に赴いて、道路との関係を確認したら道路幅を測ります。図面上は4mとなっていても古い道路等では実際に測ると4m未満ということも時々あります。そうなると、建築の際には道路後退が必要となり土地の面積が減少することになりますので注意が必要です。

そして建物の状態や屋根や庇または植栽等が隣地に侵入していないか、隣地からの侵入はないか、ブロック塀やフェンスの設置状態、側溝や水路の可能性のある構造物の有無の確認、敷地内の電柱の有無、上空電線の配線位置や上下水道の引込みの位置を確認したりします。

あとは周辺をブラブラしながら時々ご近所の方に話しかけられたりしながら、周辺環境を肌で感じるようにしています。仕上げにご提案用の査定書を作成いたしますが、早ければご依頼いただいたその日にご提案をさせていただきますので、弊社のホームページにたどり着いた際には、費用もかかりませんのでお気軽にご用命ください。