勝手口、お勝手とも言いますが、室町時代に現在の台所を「勝手」と呼んでいたことから「勝手口」と呼ぶようになったとか。
人目を気にせず自由(勝手)に出入りするところという意味だそうです。
勝手口に段差がある場合は、コンクリートで階段を設けたり、飲み物や果物が入っていたプラスチックのケース等置いて段差を解消していたのはひと昔前?
昨今はとても便利なものがあります。
私もそんなに新しい人ではないので、もしかしたら随分前からあったのかも知れませんが、樹脂製でとても頑丈に作られていて、天端(上部)は蓋になっていて、物入れにもなります。
意外に物入れとの併用は考えつかないような気がしますが、とても便利です。写真のように組み合わせて、デッキのような使い方もできますね。
価格も2万円前後のものからあって、コンクリートを打設するよりは随分と値ごろですね。
やはり心配なのは、防犯面でしょう。
人目につかないということは、泥棒にも狙われやすいということになります。しっかり施錠していても、開口部(窓等)には変わりませんので、壁になっているよりは不安ですね。
砂利を敷いて足音が鳴りやすくしたり、センサー付きの照明等を設置して対策したいところです。
また、将来利用しなくなった時は、いわゆるデッドスペースになってしまいます。数少ない開閉の機会のために、物が置けないというジレンマです。
リフォームして外壁にしてしまう方もけっこういるそうです。
道路へのアプローチや近隣の開口部(窓等)との位置関係など、間取りによっては勝手口があっても、あるいはあったほうが便利な場合は検討してみましょう。
ただし、外壁にするよりは十数万円は費用が上がりますので、予算とも相談しながらといったところでしょうか。
便利かつお金がかからないのが理想ですがね(笑)。