区分所有マンションの投資物件の営業電話がけっこうあります。

いわゆる主に単身者向けの分譲マンションを購入して、賃貸収入を得ませんか？というものです。

ロバートキヨサキさんの本「金持ち父さん貧乏父さん」が発刊された当時は、不動産投資が活況を呈していましたが、今は随分と落ちつきましたよね。

営業マンは電話で「気軽に始められて安心安全です・・」といったようなことを話します。

ごもっともだとは思うのですが、「ご自身では所有されていますか？」と聞いたら、え？ええもちろんという何とも歯切れの悪い反応でした（笑）。彼らは売却して仲介手数料を得るお仕事ですから、問い詰めるつもりはございませんが、せめて実例を聞きたいものですよね。

確かに今は、価格もお手頃で気軽に始められると思います。ただ安心安全かというと疑問ですね。

投資といってもオーナー業には変わりありませんから、維持管理費や税金そして空室になるリスクも想定しておかなければなりません。将来の売却を想定することも必要でしょう。

超低金利の時代。銀行に預けていてもほとんど保管しているだけ。口座保管料なんてこともささやかれ始めていますよね。もはや金庫ですね（笑）。

そう考えると、例えば1,000万円くらいで区分所有マンションを購入して、年間100万円くらいの家賃収入があれば、維持管理諸々差し引いても3～5％くらいの利回りにはなるのかなと思います。

ただ、全く賃貸需要のない物件であれば持ち出し（マイナス）になってしまいます。同じ建物の他の部屋の入居状況など聞いてみると参考になるかと思います。投資といっても立派なオーナー業ですので、それなりに調べて吟味する必要はあるでしょう。

購入を検討されている方のご相談にも乗りますので、お気軽にお問い合わせください。