土地を探しているお客様の相談に乗っていると、やはりお墓の近くというよりもお墓が見える土地は敬遠されがちです。
住宅地としての価値を下げるような施設や、騒音や悪臭を発するような施設があると、不動産会社としては険悪施設として説明する必要があると思いますが、お墓は実際見えているはずですし、いわゆる険悪施設としての説明は不要でしょう。
しかしながら、よほど立地が希望通りであるとか、価格が魅力的でない限りは、やはり敬遠される方が多いですね。
土地の風水でも、墓地に隣接する土地はもちろん、部屋からお墓が見えるようなところも家を建てないほうがよいと言われています。理由は墓地から発せられる陰の気が運気に悪影響を及ぼすと考えられているからです。
果たして、お墓の近く、ましてやお墓が見えるというだけで検討しないのはいかがなものでしょうか?
運気を引き寄せる術は他にもありそうなものですし、希望の立地であれば、例えばお墓の方向に玄関を造らないとか、門やフェンスなどで囲って見えないようにすればよいかと思います。
もっと言えば、お墓のある場所には恐らく建物が建つことはないと思われますので、静かな環境が続くと考えられれば、お買い得な場合もあるかと思います。
価格が安いからと言って、お墓の近くでわざわざ土地を探す方は少ないと思いますが、たまたま希望の土地が墓地近くであったということであれば、恐らく近隣相場に比べて価格は抑えられていますので、検討する価値はあるかと思います。
実際に静かで快適だと言う方もいらっしゃいますので、候補には入れてもよいかなと思います。