松本市内のとあるマンション。
新築分譲住宅のご見学をされた方が、現在ご家族でお住まいになられています。
いくら頑丈な造りと言えども、界壁ひとつ隔ててのマンションでは、どうしても音の問題は発生しやすいですよね。特にお子様が小さかったりすると、尚更気を遣います。
従ってご売却後は、上下階様との相性問題を気にすることのない、戸建て住宅の購入を検討されています。
弊社も含めて、何社かにいわゆる売却価格査定を依頼されました。買取りではなく、一般市場での売却査定です。結果、それほど価格に差がなくどうしようかと悩まれていました。
あまりご近所に知られたくないのか、ポータルサイトなどで幅広く広告を出すのを躊躇されていた様子でしたので、個別に購入希望者を探すお手伝いをする運びとなりました。
インターネットでの売却活動はある意味落札のような状態となり、思ったより高値で売却できる可能性があります。
ただし居住中ともなると、問合わせがある度に日時を合わせて見学の段取りをしたり、当然お片付けしておいたほうが印象も良く希望通りの商談となる可能性が高まりますので、その都度ある程度は整理整頓するように不動産会社より提案されるでしょう。
生活している空間を見られるというのは、なかなかのストレスではないでしょうか。しかもこのコロナ渦の中では、見る方も見られる方も対策を講じてという注意が必要となります。
そこで、個別に購入希望者を探すというお手伝いをしています。
このような場合の売却価格はどのように決めるのでしょうか。弊社もそうですが、多くの場合一般売却価格よりは多少下げた価格での販売活動をご提案します。もちろん、売主様のローンの残債等個別の事情を加味してご相談することとなります。
インターネット経由のように、お相手様の状況がわからないまま案内するのではなく、ある程度不動産会社のほうで見込みの高いお客様を探しますので、現実的な価格での売却をご提案します。多少お時間はかかりますが、ご縁談となる確率は上がります。
お住まい中でご売却をお考えの方は、ネットに出す前の手段のひとつとしてご参考いただければと思います。