先日、松本市県町の土地の仲介をさせていただき、無事に決済を終えることができました。
売主様、買主様、双方の仲介会社(弊社は買主側)そして司法書士の先生に同席いただき、売買代金の着金を確認してお開き・・皆々様本当にありがとうございました。
売買契約を締結して、諸条件を調整して迎える決済(お引渡し)。
司法書士先生にお願いする登記に必要な書類を作成すれば、後は売主様の口座に売買代金が着金したことを確認すれば、無事終了となります。
ご縁があった方々が勢ぞろいして迎える決済日は、いわばセレモニーとも言えるのではないでしょうか。
色々な方々の協力があって迎える決済日当日は、ほどよい緊張感をもって同席させていただきます。
契約締結後より、決済に向けて準備は整えてきているので、問題が発生して中止になるなんてことはそう多くはございませんが、それでも大きなお買い物ですので気が引き締まる思いです。当事者であれば尚更ではないでしょうか。
ほとんどの方が一生にそんなに何度も機会がない場面ですので、我々専門家がきっちりと段取りをして、気持ちよく迎えていただけるようにエスコートいたします。
新築建売住宅の販売に携わっていたころの話です。
当時は長野市の事務所に勤めていて、決済場所は忘れもしない、上田市のとある金融機関でした。
売主は私がいた会社です。買主様とご両親、司法書士先生も到着して、いざ権利証をお願いしますと言われた時に何とも言えない寒いものが背筋を通過しました。
そうです、一番大切な権利証(識別情報)を会社に忘れてしまっていたのです。
もちろん他に代わる書類はなく、すぐに会社に連絡して、当時の同僚に届けていただいた次第です。届くまでのあの空間は二度と経験したくないですね(泣)。
買主様側の書類作成もせいぜい5分ほどで終了します。平にお詫びし、何とか間を持たそうとするのですが、もう皆様がしらけてしまっていてまさに地獄でした。
それでも40分程で届けていただき、無事?終えることができました。せっかくの記念日に本当に申し訳ございませんでした。