松本市役所5階の都市政策課には、都市計画道路の計画図が常備されています。1部100円もしますが、時々お世話になっております。
都市計画法という街づくりの法律の中のひとつに、道路の整備に関する計画が盛り込まれています。これが都市計画道路です。
都市計画道路の多くは、昭和30年代~計画されており、これまで新たに開通した道路や拡幅された道路がたくさんあります。
市街地中心部に多く計画されており、松本市でも5年に1回は見直しを行いながら計画を進めているところです。現在は平成30年~5年間の計画が進行中です。
物件調査の中で、この都市計画道路についても調査いたしますが、ほとんどの場合が計画未定との回答です。
時々道路工事をしている様子を見かけたりいたしますが、多くは歩道や大通りの整備がなされています。一般住宅が建ち並ぶ道路では、いくら計画があってもなかなか着手できないのは想像できますよね。立ち退きやら補償やらで莫大な費用と労力がかかりますからね。
一生あるいは何世代にも渡って引き継がれる可能性のある財産ですから、道路の一部になる計画があるのであれば、購入を見送る方も多いかと思います。
一方、立地や環境が希望に近く、計画道路とは言え、いつ実現するか未定の場合は購入をご決断される方もいます。
都市計画道路が敷地全体を通過するような計画になってる場合は敬遠されると思いますが、敷地の一部にかかっている程度であれば、将来その部分を手放して補償金を受けられますので、建物がかからないように計画すれば立ち退きまでする必要はないというご判断でしょう。
また、道路が一部にでも計画されている土地は、近隣相場と比べて安くなっているケースが多いですし、ごく少しではありますが、道路が計画されている部分の敷地については固定資産税も軽減されます。
そういう意味でもご納得できればお買い得とも感じるかも知れませんね。
土地の購入を検討する際には、前面の道路についての調査はしっかり行いたいものですね。もちろん弊社でも無料で調査いたしますので、お気軽にご相談ください。