先日、新築住宅のお引渡し前の建物検査に同席して参りました。
外周りの設備や下水の点検口の位置の説明と内部建具の建て付けやサッシの開閉状況、それに汚れやキズをチェックします。
お客様と販売業者、そして仲介会社の弊社の3者で1時間半~2時間程かけて建物の内外部をチェックしました。
🔨 キズは付いてしまうものですが・・・
大工さん、住宅設備業者、水道業者、電気業者など複数の職人さんが関わる住宅建築工事。
細心の注意を払って作業をしているとは思いますが、どうしても小さなキズは付いてしまうものです。
大手の建売メーカーの商品となると、販売計画もしっかり決められているので、そこそこ急かされることもあるかと思います。
慣れた仕事とは言え、道具を落としてしまったり、腰に掛けた道具入れが当たってしまったりと、不意にキズを付けてしまうこともあります。
その時に気付いたものであればその場で補修してしまいますが、人がやることですのでついつい見逃してしまうこともあります。
私もいくつもの現場チェックをして参りましたが、個人差があるものの、数カ所のキズは毎回発見します。
特に目立つのが、床のフローリング、建具の角、サッシ(窓)枠の下部分、階段の手すりなどです。
下地の木材が動いてクロス(壁紙)の隙間が空いていたり、浮いたりしていることもありますので、そこら辺も隈なくチェックします。
👋 引渡しまでに補修をします
建物全体のチェックを終え、補修部分には付箋を貼っておいて順次補修していきます。
建売住宅にかかわっていた頃の私自身も、建具の建て付けや汚れ、クロスのちょっとした補修などは自分で行っていましたが、今回の物件も多少のことは、営業担当者が行うようです。
ただ、フローリングのキズの補修等はそこそこの道具と技術が必要かと思いますので、そこは職人さんにお願いするとのことで、お客様も安心されていました。
大手メーカーともなると棟数が多いので、後で色々言われても収拾がつかなくなるということもあり、引渡し後の対応についてもしっかりと線引きされています。
お引渡し後のキズについては、原則、有償にて対応と言われたものですから、お客様も真剣にチェックされていましたね。
小さいお子様がいれば、生活キズなんてのはすぐに付いてしまいそうですが、それでも新築住宅を購入するわけですから最初くらいは気持ちよく引渡しを受けたいものです。
9月末のお引渡しに向けて、引き続きよろしくお願いいたします。