北アメリカ原産と言われている害虫、アメリカシロヒトリ。
見た目からして害虫の様相を呈していますが、幼虫も成虫も有毒ではないそうです。ただ、触れるとかぶれてしまったというご経験のある方もいるのではないでしょうか。
第二次大戦後、米軍物資にくっついて日本に侵入したといわれています。
現在は本州・四国・九州に分布。北限は青森県、南限は熊本・宮崎両県とされていましたが、1994年には小笠原諸島で、2000年には北海道の函館市で発生が確認。日本中のどこにでもいると考えたほうがよいかもしれませんね。
白火取とも書きますが、これは火に飛び込んで消すような様を表しているようで、有名なことわざ「飛んで火にいる夏の虫」のモデルにもなっているようですね。
年に2回(本州の南部では3回)発生します。成虫が様々な草木に卵を産み付けて、1匹から800個ほどの卵が産まれるそうです。何とも迷惑な数ですよね。
毒がないので鳥の餌にもなりそうなものですが、美味しくないのか餌としての優先順位が低いのか、スズメの仲間のシジュウカラやスズメバチくらいが好んで捕食するようです。
🌲 大量発生なので駆除するしかありません
以前からお世話になっている地主さんからも、アメシロ被害の相談がありました。
ある会社さんとのご縁結びをさせていただき、これから決済お引渡しを迎えるのですが、その前にご近所から相談があったのでどうしたものかということでした。
もともと買主の会社さんが伐根の予定をしておりましたので、まだ地主さんの名義のままではありますが予定を早めて、もちろん快く敷地内での作業の了解を得て伐根する運びとなりました。
今までは定期的に手入れをされていたので特に問題はなかったのですが、所有権が移るこのタイミングで少し放置していたところ、早速ご近所から相談があった次第です。
色々な場面で、人が代われば・・・ということが起こったりしますが、まさにそんな印象を受けたものです。
そんな地主さんご自身もご自宅のご近所からのアメシロ被害に困っておられました。ご近所同士のことですし、自然被害とも言えるので、特に持ち主の了解を得ることもなく駆除に勤しんでおられました。
見た目が有害なアメシロはいつしかいなくなる日はくるのでしょうか。
引き続き決済引渡しに向けて、駆除以外のお手伝いをさせていただきます!