安かろう悪かろうとはよく言われますが、業務上お見積りをお願いする場面が多くあります。
当然安いに越したことはないですが、時にはそのお見積りが紙切れになってしまうこともあります。お見積りをいただいていた、とある工事を発注しようとしたら、既にその会社が倒産してしまっていました。
🤑安いお見積りには理由があった?
もともと経営が厳しかったのだと後でお聞きしましたが、まさかこの発注のタイミングで発覚するとは思ってもいませんでした。
急遽別の会社にお見積りを依頼しているところではございますが、果たして金額をせめて合わせられるのかが心配なところです。
恐らく最後に少しでも現金を回収して他の支払いにと考えていたと想像できますが、もちろん発注段階でしたので支払いは発生していませんでしたが、工事途中で支払っていたらそれこそ目も当てられないところでした。
お気の毒だとは思いますが、こちらも商売ですので、幸先が悪いような気もいたしますが、次の手を打つしかございません。
知人から紹介された会社さんで、直接お会いしたこともなかったので歯切れが悪い感じがするので、次は過去に取引があった会社さんにお願いしようと思います。
🤑過去にもこんなことがありました
建売住宅の土地仕入れ、企画販売をしていた頃にも、お見積りが紙切れになってしまったことがありました。
建築工事を発注していた会社さんは、多少のんびりはしていましたが、とても仕事が丁寧でしたので安心はしていたのですが、とにかく安価で請けていただけるので、何となく心配はしていました。
そんなある日、建築現場を回っていると、ちょうどクロス工事の職人さんとお話する機会がありました。ところが、お金が支払われないからもう工事は続けられないと言って現場を離れてしまったのです。
慌てて発注している工務店さんに連絡したところ、たまたま遅れているだけでちゃんと支払うとの説明。
その日は理解いただき職人さんも現場に復帰しましたが、何となく嫌な気持ちになって、当時の上司と相談して別の工務店さんにもお声かけをしておきました。
すると数週間後だったと記憶しますが、何と当初発注していた工務店さんが破産手続きを開始したという連絡があり、悪い予感が的中してしまいました。
お声かけしていた工務店さんに引き継ぎして難なく工事は継続できましたが、何とも切ない気持ちになりましたね。
とにかく現金が不足していて安かろうが工事を受注していた結末です。厳しいなら一言相談があれば・・・とも思いましたが、その後は発注額も多少見直しをして継続することができました。
安かろう悪かろう・・・残念な出来事でした。