「足元の芸術」とも言われているマンホール。インスタでも人気があり、マンホール専用のハッシュタグもあるそうです。北九州の「銀河鉄道999のメーテル」のマンホールや、静岡市の「ちびまる子ちゃん」マンホール等は、わざわざ見学に行くほど注目されているみたいですよ。
松本市のマンホールデザインも地域によって色々あります。散策がてら気にして歩いていると、特産品の「てまり」が描かれたマンホールをけっこう見かけますね!周りの色に合わせて工夫されていて、なかなかの芸術品です。
不動産売買においての現地調査の際には、このマンホールもチェックします。デザインを見るわけではなく、前面道路に下水道管が敷設されているかの確認作業です。売買を検討している土地まで下水道の引込ができるかどうかというのは、非常に重要なことですので必ず確認します。
郊外の土地を調査した際に、マンホールが見当たらなかったり、少し離れたところにある場合には上下水道局に行って詳細の調査をします。
前面道路まで本管がない場合には、原則は本管から8mまでの引込工事しかできませんので、下水道が利用できない、あるいは利用するために本管を伸長する工事が必要となり、多額の費用が発生します。
行政が定めている下水道処理区域の外にある土地については、本管の伸長工事は原則不可ですので下水道が利用できない場合には合併浄化槽設備を設置する必要があり、これまた多額の初期費用とメンテナンス費用が発生します。
いづれも原則、購入を検討している買主側での負担となりますので、よほど他の条件が揃わなければ現実的には難しい判断となるでしょう。