マイホームの購入には、住宅ローンを検討する方がほとんどです。
弊社でも住宅ローンのご相談や仮審査のお手伝いをさせていただいていますが、購入にかかる主な費用の中でも、仲介手数料や登記料が比較的高額な費用ですが、金融機関に支払う保証料も見過ごせない費用のひとつです。
保証料は金融機関に支払うのではなく、保証会社に支払う費用で、借入金額の2~3%ほどの保証料が必要となります。
3000万円のローンだとすると60~90万円となりかなり高額となりますが、返済期間中、例えば35年間ずっと保証してくれますので、前払い費用といったところです。ですので途中で全額返済すれば、残りの期間分の保証料は一定の計算により返済されます。
金融機関によっては保証料がゼロという提案もありますが、この場合はローン金利に保証料の分が上乗せされていたり、別途手数料という名目で2~3%の費用が発生することがありますので、良く説明を聞くようにしましょう。また金利に上乗せする場合は、最初に一括で支払うよりも支払い総額が高額となるケースがほとんどです。
保証料の一括払い費用も住宅ローンの借入費用に含めることができますので、最近の低金利を考えるとローンに組み込んで一括払いした方が得策かもしれませんね。ただし、物件価格を上回る借入部分の保証料は利率が高くなると思いますので、現金でお支払いできるならその方が費用を多少なりとも抑えられるかと思います。
様々な事情で返済不能となった際には保証会社が一括返済をしてくれますが、肩代わりではなくあくまでも立替えですので、引き続き保証会社への返済義務は残ります。金融機関の保身のための保険という位置づけですのでくれぐれも勘違いしないようにしましょう。