住み替えあるいは相続した実家の売却を検討する場合には、そのままの状態での売却を検討しますが、不動産の売買ですので、基本的には家財道具や什備品等の動産は対象外となります。しかしながら生活している状態で売却を進める場合には家財道具を片付ける訳にもいきません。
住み替え探しと並行して生活しながら売却活動をする場合には、ご縁があるまでにはある程度時間を要する傾向にあります。購入検討者はリアルな生活感は体感できますが、自身の生活空間としてのイメージは難しいということも要因なのでしょう。
家も家財道具も他人様のものですので、あまりジロジロ見ることもできず、どこか遠慮気味な見学になることが多いですね。ご見学の際には、なるべく売主様には立会いをご遠慮いただくこともございますが、中には詳しくお話をお聞きしたいということで、売主様も同行しながらの見学を希望される方もいます。このような方々は購入の決断に至る可能性が高いような気がします。
また、そのまま使いたいというような家財道具があれば、売主様とご相談して合意ができれば、不動産と一緒に動産も引渡す旨の内容にて契約することになります。このようなケースは少ないですが、購入の意思が固い方はその場でご相談されます。売主様も片付ける労力や処分する費用が抑えられますので、今後使う予定がなければ応じてくれるでしょう。
中古住宅を検討する方の多くは、現在お使いの物を持ってくる、あるいはお引越しの機会に新調されますので、動産については全て撤去ということになります。不動産会社からも売主様には原則全て撤去ということでお話します。
売主様も売却の機会にこれまで使っていなかった物を中心に処分を検討することになりますが、当然相応の処分費は発生します。買主側から例えば100万円程のそれなりの手付金を納めることにすれば売主様もスムーズに行動できるかもしれませんね。
当人同士だと難しい決めごとや調整なども第三者の介在によりスムーズに進めることができると思いますので、不動産会社も活用しながら進めていただけたらと思います。弊社ではそのまま買取りも行っていますので状況に応じて最適な提案をさせていただきたいと思います。