松本市内の古屋付の土地の売却依頼をいただきました。以前に新築建売住宅の購入のお手伝いをさせていただいた方の旧自宅の売却のご相談でした。年内にはそれなりの価格で売却したいということで、媒介契約の説明をさせていただき、販売活動について相談させていただきました。

依頼者のご希望は年内に売却したいということでそれほど時間はございません。一般市場に公開して販売活動を行った場合は、よほど好立地で割安などの条件でもなければ、通常は3~6ヵ月の時間を要します。また古屋などの建物がある状態での販売活動は更に時間を要することが想定されます。
そこでまずは弊社も含めた不動産会社、建築会社や再販会社などの協業先での買取りが可能かどうか検証することにいたしました。買取り金額についてはそれぞれの会社の販売方針や在庫状況により異なりますのでそれほど大差になることは少ないですが同額になることは稀です。
依頼者はできれば相談先の弊社での買取りを希望されていましたが、多少時間もあってそれなりの価格で売却したいということで、比較検討する時間をいただくことにいたしました。弊社は買取り業務をメインとしておりますが仲介業務も行っていますので、いづれにせよお役に立てることはできます。
不動産会社等に買取ってもらう場合は一般市場価格より多少価格は安くなりますが、持ち出しの費用や手間は省けます。建物や残置物はそのままで確定測量も買取り業者の方で実施することになれば、売主側の費用手間は住所変更や金融機関の担保権の解除などの登記がなければ譲渡税の納税の検討くらいとなります。
仲介で一般市場で売却するのか業者買取りにするのかの判断は悩ましく判断するのも容易ではないでしょう。経験も専門知識もなければ騙されるのではないかという不安も過るものです。とにかく時間をかけてでも高く売りたいということであれば仲介売却の一択になるでしょう。
価格はそれなりでも手間要らずで安心のできる業者に後腐れなく売却したいということで、業者買取りを選択される方も一定数います。ただどこに相談すれば良いのか分からない場合は、とりあえずネットで一括査定サイトにアクセスして比較検討する方法もひとつです。
ただし一括査定サイトの査定額はあくまでも仲介市場価格ですので、買取りを検討したい方はさらにそこから個別に買取り業務を行っていいる不動産会社と相談する必要があります。注意したいのはとにかく取引きがしたいがためにかなり強気で煽るような査定価格を提示する会社があるのも事実です。
今回のように以前に取引実績のある会社や知人が取引したことのある会社などを紹介してもらって、相談にいくのもひとつです。事前に会社のホームページ等を見て買取り業務を行っているのかくらいはチェックして、信頼できるようであれば、直接取引きするのか窓口になってもらうのか相談すればよいでしょう。