先日、3月末退去期日の借主さんと、退去の立会いに行って参りました。
先月中旬頃から部屋のお片付けを始めているとお聞きしていましたので、おおよそ荷物も運び出されていると思っていましたが、想像以上に家具家財が残っていて思わず苦笑いでした。
💺退去は申し入れから6ヵ月以内に
賃貸借の契約上は、貸主から解約(退去)を申し入れる場合には、6ヵ月以上前に借主に対して申し入れをしなければならないとなっています。逆に借主から申し入れる場合には1ヵ月以上前までにとなっています。
通常の賃貸借契約においても、借主はほぼ自己都合で解約できますが、貸主から解約を申し入れる場合には、借主の片付けや引越しの時間、あるいは次の住処の確保も必要ですので、余裕をもって申し入れしなければならなくなっています。
今回の借主様にも契約内容に沿って申し入れをさせていただき、次の住処の確保のお手伝いもさせていただき、後は退去を待つのみといったところでしたが、想像以上にお荷物が残っていて、ご本人もどうしたものかという感じではありました。
家賃を滞納しているわけでもなく、お部屋もキレイに片付いていましたので、悪気はないのは伝わりましたが、お約束は守っていただかなくてはなりませんので、お片付けのお手伝いをさせていただくことにしました。
💺大きな家具の処分に困っていた
次の新居に持っていくような小物類はほぼ整理がついてまとまっていたようですが、大きな家具類の処分をどうするか、新居でも使うのか捨てるのかも含めてお悩み中とのことでした。
まだ使う物であれば、そのまま引越し業者にお願いすれば良いのですが、いざ処分するとなると運び出しの労力も含めて誰にお願いしようかと考えていたということで、それならと弊社でもお取引のある整理回収業者さんにお願いすることにしました。
なかなか個人的にそういった専門業者のお知り合いもいないということで、もちろん費用はかかりますが、心労を考えるとお願いした方が良いということで、お取次ぎをさせていただきました。
そうなると一気に処分モードに入ったのか、結果、タンスやダイニングテーブル、飾り棚など総数9点の処分ということになり、それでも数万円ということで、費用を払って処分する運びとなりました。
これでお片付けにも拍車がかかりそうで、ひとまずお役に立ててよかったというところでした。新居にはあまり荷物を運び込み過ぎないようにしようとぼやいていらっしゃったのは実感なのでしょう。