不動産専門のポータルサイトの多くは地域ごとに限定して一覧表示が出来ます。そんな中で他の物件と比べて安いと感じる物件を時々見かけます。稀に誤表示で一桁違っていたりもしますが、その多くは何らかの理由があるものです。

売地のイラスト

相場より安くなっている理由には、例えば道路に接していないため再建築ができない土地だったり単に道路が狭かったり、土地の形が不整形だったり傾斜地だったりして建物の配置が難しいなど物件そのものの特徴である場合があります。

マイホームとして購入するとなれば、建築ができないのはもってのほかですが、道路が多少狭くても車を利用しないとなれば検討の余地はあるかと思いますが、松本市ではなかなか現実的ではないかもしれませんね。土地の形状については見合った建物が建築できるのであればお安く購入できるので検討の余地ありでしょう。

他の理由としては、周辺に騒音や臭気を発する険悪施設があったり治安が悪いなどの周辺環境が芳しくない物件も相場より安くなる要因になります。また事故物件や近隣住民と争いがあるなどの心理的な負担がかかるケースもそうでしょう。

険悪施設や心理的な負担についてはそれぞれ感じ方には差があるかと思いますが、事務所や店舗、セカンドハウス用ならまだしも、家族が一生住むためのマイホームとして検討するならば敬遠される方がほとんどでしょう。

相場より安い物件であっても、単に安いという物件も時々見かけます。値付けミスなのかなと思うこともありますが、売主がなるべく早く売却したという事情があったり、不動産会社から提示された価格をそのまま採用している物件などがあります。

希望のエリア内に単に割安な物件が出ていれば購入を決断しても良いかとは思いますが、何か理由があるのではと疑ってしまうものです。不動産会社としても過去の事象調査には限界がありますので、現時点ではただ単に安いというお話しかできません。

ネット上では不利な状態が見えていないこともしばしばあります。相場より安く販売されている物件を見つけたらまずは現地に行って確認することが大切です。道路が狭すぎて現地に行けなかったなんてこともありますので、周辺環境も含めて自身で現地を確認するようにしましょう。