以前のブログで、古いブロック塀の倒壊事故で小学生の女の子が亡くなるという痛ましい事故をご紹介いたしましたが、古いブロック塀の対策はもちろんのこと、そういった場所を通る時には十分に注意したいですね。
沿道歩道などに面した、80cm以上のブロック塀などで、簡易診断の結果危険と判定されたブロック塀などを、80cm未満となるように撤去する工事に対して、10万円を限度に撤去費用の2/3を補助してもらえます。
80cm未満を残すって何か中途半端なような気がしますが、全部撤去のほうが安価であれば、その費用に対して補助してもらえます。塀の材料や設置方法によっては、全部撤去したほうが安価に済む場合がありますからね。
建築基準法においては、ブロック塀の高さが1.2mを超える時は、長さ3.4m以内ごとに控え壁を設置しなくてはいけないことになっています。
もちろん安全対策のためです。敷地内であっても、小さなお子様がいるご家庭はもちろん、近所の子供たちが浸入しないとも限りませんので対策は必要でしょう。
費用は数万円ほどかと思いますが、ブロック塀がお隣さんとの共用(境界が塀の中心)の場合もございますので、設置するときはお声かけして、場合によっては安全対策のためですので、費用を折半というお話にもなることがあります。
まあだいたいは設置を提言したほうの負担になることが多いですが、今後のお付き合いもございますのでお声かけはいたしましょう。
あと写真のようなブロック塀の場合は、一番上の傘の部分が剥がれやすくなっていますので、併せて確認しておいたほうが良いでしょう。