不動産の売却を検討する際には、大きく分けて2つの方法があります。
不動産仲介会社に依頼して主に個人の買い手を探してもらう仲介での売却と、不動産会社等が直接買い取る買取りという方法があります。
いわゆる買取りの最大のメリットは、話が早いということです。
一般の市場に出すことなく直接話ができますので、価格の合意ができれば、およそ1~2ヵ月で売却が可能です。
他に購入希望者が見学に来ることもないので、予定を合わせたり片づけたりという必要もなく、売却にかかわるストレスという意味では、仲介に比べてかなり少ないでしょう。
一方、デメリットは売却価格が相場より安くなることがほとんどという点です。仲介で売却する価格の70~80%が平均と言われています。
早くて安い・・・どこかで聞いたようなフレーズですが、買取りした不動産会社等も利益を乗せて再販売するので、当然その分買取り価格が安くなってしまうのは必至でしょう。
また、再販売が厳しいと判断された場合には買取りが実現しないこともしばしばです。
不動産売却において、8割近くの人が選ぶと言われている、仲介での売却。
メリットと言えば、不動産会社等に買い取ってもらうよりも高く売却できる可能性があるという点です。
一般市場に公開するので、様々な価値観を持った方が見ます。場合によっては相場よりも1~2割高く売却できる可能性もあるのです。人によって価値観や使い方にはバラつきがあるので、そういったこともあり得ます。
一方デメリットと言えば、やはり買取りにはないストレスでしょう。
販売開始当初は、通常は価格設定を高くしますので、その分時間がかかることが予測されます。
当然ですが、購入検討者が見学に来ます。多ければ10組以上の見学があることも・・。
高く売却ができる可能性がある一方、売却にかかわるストレスは買取りに比べて大きいでしょう。
「仲介」と「買取」・・早く売却したい方であれば買取りを選択すればよいでしょう。
そうでなければまずは仲介での売却をご検討されることをおすすめいたします。