先日の夜に、松本市でも震度3の地震が発生。

ほぼ10年前の3.11地震の時と似たような揺れを感じませんでしたか?案の定、宮城県、福島県での最大震度6の地震が発生・・

後々に人的被害が報告されないことを祈るばかりです。

耐震診断を受ける目安のフローチャート
松本市でも無料で耐震診断を実施しています。
🏠 建物の倒壊による被害は避けたい

安全なはずの場所が一瞬にして危険な状態になることは避けたいですよね。

10年前の東日本災害の時にも、いわゆる旧耐震基準で設計建築された建物に被害が集中していました。一方、適切な耐震補強や改修工事が施された建物の多くは被害を免れていました。

また新耐震基準で設計建築された建物は、構造部材にクラック(ひび)やコンクリート落下などは見られましたが、主体構造の被害はほとんどなかったと言われています。

旧耐震基準昭和56年5月31日以前着工された建物です。

法務局に備えられている登記簿には完成年月日が記載されていますので、確認申請書の写しをお持ちの方は発行された日を確認すればよいと思います。

ただ古いとほとんどの方が紛失されていますので、市役所の建築指導課に行って当時の申請書の計画概要書なるものがあれば確認できると思います。

📏 時期が微妙であれば耐震診断を受けましょう

松本市も30年以内に大地震が発生する可能性が高い、糸魚川ー静岡構造線断層帯を抱えていて地震に対する備えは必要です。住宅の耐震化、家財道具の転倒防止などはやっておきたいですね。

松本市では、木造住宅に対して無料耐震診断を実施しています。

昭和56年5月31日以前に市内に着工された住宅で、店舗部分があってもその床面積が全体の2分の1未満であれば対象となります。

震度6強から7クラスの地震に対する安全性を評価するもので、総合評点が1.5以上で安全とされるものです。評価するだけでなく、耐震補強の方法や概算の工事費用も提案してくれます。

昭和56年というと、築後40年以上経過していることになりますが、木造住宅でもしっかりメンテナンスされていればまだまだ使えます。まずは耐震診断を受けてみるのもひとつきっかけになるかも知れませんね。

松本市の建築指導課で、順次受付していますので一度相談してみましょう。