先月にご契約させていただいた、新築住宅のお引渡しに先立って、建物の検査に行って参りました。
完成しているので、主にキズや建具の建て付けのチェックになります。
お引越しして生活が始まると、もともとあった不具合か、あるいは使用している過程での不具合かの判断が難しくなります。特にキズなどは生活が始まると、少なからず発生してしまいますよね・・小さいお子様がいれば尚更のことです。
そこで、その前にチェックするのですが、完全に見つけるのは至難の技です。集中しているようで、見逃してしまう箇所は必ず出てきます。
弊社も何度も立ち会っていますが、それでも見逃します。言い方は悪いかもしれませんが、生活する上では支障がないようなキズであったりしますが、そこはやはり気持ちの問題と思って、隅々までチェックさせていただきます。
特にキズが目立つのは、床(フローリング)、壁の角(部屋入口付近)、建具(ドア)の取っ手部分、そして階段の淵、手摺・・・ここら辺は特に注意して見るようにしています。
原則は所有権が移転した後のキズなどは無償補修の対象外となります。
とは言え、設備の不具合についてはアフターサービスの対象になっていて、通常1~2年間は無償で補修していただけます。建具等の不具合についても、通常使用での不具合については、やはり1~2年間は保証の対象になっていることが多いです。
雨漏りや基礎や柱といった構造上の問題のような大きな事案については、新築住宅は法律で10年間は保証しなければいけないようになっています。いわゆる瑕疵担保責任と言われる第三者保証ですね。
相談で多いのが、クロスが収縮して隙間が空いてきたり、あとは床(フローリング)がギシギシと音がする相談でしたね。いづれも大きな問題になる可能性は低いですが、購入当初は不安になるものです。
気になる箇所が発生したら、迷わずアフターサービスに相談しましょう。建具の不具合等は自身で補修調整される方もいらっしゃいますが、余計に悪化して補償の対象外になったりすることも考えられますので、まずは早めに相談するようにしましょう。