不動産会社は、正式には宅地建物取引業者といって免許が必要な業種です。

1つの都道府県にのみ事務所を設置する場合には知事免許、複数の都道府県に渡って事務所を設置する場合には大臣免許が必要となります。

いづれにしても免許登録制ですので、国交省のサイトでも業者の基本情報を見ることができます。

🏢信頼できる不動産会社かどうかの判断のひとつ

まずは、登録されている業者なのかどうかが大切ですね。無免許で営業している会社であれば信頼する以前の問題です。

免許証番号と有効期限が記載されています。申請時の免許証番号と現在の免許証番号がありますが、申請時の免許証番号は数字の(1)が記載されています。以降、免許の更新(5年毎)の度に(2)(3)・・・と数字が増えていきます。

( )内の数字が大きいほど業歴が長くて経験豊富で安心なのですが、必ずしもそうとは限りません。ほとんど業務を行っていなかったり、免許を引き継いだという可能性もあります。

ホームページで営業状態を確認したり、実際に足を運んでみるのも大切かと思います。

無免許または行政処分を受けたことがあるかどうかなどの情報も確認できますので、これらが記載されていれば、信頼できる不動産会社とは言い難いですね。

🏢行政処分歴の記録も記載されている

インターネットでは過去の処分情報の概要は見ることができますが、官庁に保管されている業者名簿には過去5年間に処分歴がある業者は、その記録も記載されています。

ただし、記載されているのはあくまでも法律に触れる重たい処分のみですので、指導や注意は記載されません。また苦情やトラブルも当然に記載されませんので、取引実績のある方のお話を聞くとか、ネットの情報なども参考にしながら判断したいところです。

また業界には、取引で損害を与えた場合に弁済する体制が整っていますが、その原資となる営業保証金を供託したり、保証協会に入会して分担金を納付しますが、十分な保証が受けられる状態でない不動産業者については、業者名簿の表紙にその旨が記載されています。

安心安全な取引を行うためにも、こういった情報も1つの参考情報として、実際の電話対応や担当者の対応なども見ながら、信頼できる業者かどうか判断するようにしたいですね。

信頼できる不動産会社との出会いは、その後の取引の安心に大きく影響しますので、情報選びよりも優先されるべきだとも言えますね。