松本市内の築約40年を経過した建物と土地の買取り査定依頼をいただきました。弊社では中古住宅をリフォームして再販するという業務は基本行っていませんので、建物は取り壊して土地販売を見越しての価格査定を前提にご提案させていただくことになりました。
築40年となると、新耐震基準での建物でまだまだ現役で使えそうな状態でしたので、中古住宅の再生専門会社にも査定依頼するということでした。どれくらいのリフォームを施すかによって、買取り価格が決まりますが、取壊し費用の方が安価であれば弊社提案の方が高額になる可能性もあります。
あとは再生中古住宅としての見栄えや性能などの付加価値を付けることによって、利益の確保もやりやすいため、まだ使えそうな状態の建物の場合は、土地販売での買取り価格よりも再利用して販売する前提での買取り価格の方が高くなる傾向にはあります。
中にはあまり良い思い出がなかったりなどの理由で、最初から建物の取壊しを前提として依頼される方もいますが、今回のケースは再利用ありきでの査定も希望されていました。建物の室内も拝見した限りでは築年数なりの劣化はあるものの、まだまだ利用できるというのが率直な印象でした。
解体費用もリフォーム費用も高騰している中での買取り査定は、十分に満足のいく査定価格は期待できないところではありますが、買取り業者としての経験や人脈をフル活用して査定価格をご提案させていただきました。結果は再販会社の方が多少上回ったということで今回はご縁がございませんでした。
仲介査定価格とは異なり、買取り査定の価格は業者がその価格で買い取る価格ですので、売る側としては手間暇をかけずにすぐに現金化できることは大きなメリットかと思います。一般市場で時間をかけて多少は高く売れる可能性はありますが、話が早く後の計画も立てやすいのは買取りのメリットと言えます。
弊社にご相談いただく売却相談も売る側の事情は様々です。売却価格はもちろんのこと手元にいくら残るのかも大きな関心事です。また売却する方法や時期などのご希望を聞きながら最適な方法を一緒に考えながら売却活動を行います。仲介で売却を検討している方も是非一度ご相談ください。
