コンクリートの寿命は、よく50~60年と聞きませんか?
それは恐らく、会計上の減価償却費用の算定根拠となる「法定耐用年数」から類推されていると思われます。住宅であれば木造22年、鉄骨34年、鉄筋コンクリート47年というように定められています。
耐用年数という言葉とコンクリート47年というのが、何となくそのまま寿命と解釈されたのかもしれませんね。
正直、こればかりは何とも言えません。材料の交ぜ具合や鉄筋の配筋状態や施工精度によって大きく変わるためです。
ただ言えることは、しっかりしたものであれば100年は大丈夫というのが定説です。
実際、築後50年以上を経過したマンションでも、しっかり施工されていて、定期的に検査やメンテナンスが施されていれば、快適に住むことができています。
2,000年前のローマ時代のコンクリートが海中から腐食により強度が上がった状態で発見されたなんていうこともあるのです。
確かに、人口で造ったものなので、いつかは寿命が・・という心配は尽きませんよね。
時々白い粉のようなものが浮き出ているのを見かけますが、これは見た目の問題だけで構造的には心配ないですが、鉄筋の錆が浮き出てきて、今にも崩れそうなコンクリートを見た時はさすがに恐怖を感じます。こうなるともう解体するのが望ましいでしょう。
一時、コンクリートむき出しの🏠が流行りましたが、最近は見かけないですね。コンクリートの🏠は何と言っても見た目と強度が魅力でしょう。
木造の住宅が主流ではありますが、部分的にコンクリートを使ったりしておしゃれな感じにしてみるのもいいかもですね!