毎年、こんなに寒かったのかと思うことがありますが、今年もいよいよ寒さのピークと思いたいところですね。

松本城のお濠の鴨たちも心なしか浅瀬に集まっていました。

配管の上で暖をとる松本城のお濠の鴨たち
配管の上で寒さ凌ぎなのでしょうか
イオンモール松本のオブジェも凍っています
イオンモール松本のオブジェも凍結していました
⛄ 信州の冬はやっぱり寒い

日本では省エネルギー基準を算出するために、全国を北は北海道から南は沖縄まで、大きく寒冷地と温暖地に分けて、さらに市町村ごとに数字の1~8という表記で区分しています。

例えば北海道は1地域が多く、長野県は4地域が多くなっています。

ちなみに最新の改定により松本市は全地域が4地域となっています。安曇野市も4地域で、塩尻市も3地域から4地域に変更されています。ご参考までに、白馬村は3地域、軽井沢町は2地域となっています。

数字が低いほど寒い地域ですので、省エネルギー基準を算出する際の条件も厳しくなってきます。

省エネということは、ひとつ熱を逃がさないという条件もありますので、断熱性が問われるわけです。条件が厳しいということは、それなりの断熱性能が必要となり、建築費が高くなるということです。

断熱性能の最高評価である4を取得するのにも、寒冷地と温暖地ではかかるコストが百万単位で違ってきます。

⛄ 寒い信州では窓にも断熱性能を求めたい

いくら断熱材を厚くしても、から寒気が入ってくれば台無しですよね。

建築基準法では、光を確保するために、居室にはその部屋の床面積の1/7以上の面積の窓を設けなければいけませんので、倉庫等でない限りは窓を設けなければなりません。

その窓が薄っぺらだと、せっかくの断熱材も意味がなくなりますし、省エネ性能、断熱性能も落ちます。

昨今はペアガラスがほぼ標準となっていますが、3枚ガラスなども検討されてはいかがでしょう。窓枠も、熱の通しやすいアルミ製ではなく、内側も外側も樹脂製のものを選択されると、尚良いでしょう。

それなりにコストはかかりますが、一生もののお買い物です。かけるべきところにはしっかりと予算を当てていただきたいと思います。

ある意味、窓は最上の暖房機器と言えるのではないでしょうか。

逆に、見た目重視で選択するような、床材や建具などにはあまりお金をかけない方がよいかと思いますがいかがでしょう。

ステイホーム、テレワーク・・・新築やリフォームを検討される時期でもあるかもしれませんね。