駐車場スペースの標準的な大きさは、幅2.5m・奥行5m程度です。ドアの開閉も考慮した大きさです。
車いすなどの利用がある場合は幅3.5m程度を確保するのが一般的です。
ただし、昨今流行りの大型BOX車と軽自動車とでは計画が大きく異なります。
10m幅あれば標準的な寸法で4台駐車可能ですが、写真のように軽自動車であれば、ドアの開閉も含めてけっこう余裕がありますよね。これが大型のファミリーカー4台だと恐らくドアの閉会ができないかも知れませんね。
これほど横一列で駐車できる土地であれば良いのですが、道路との接し方によっては縦列での駐車になったり、道路に対して平行に駐車するケースが考えられます。
土地購入を検討する際には、実際に駐車してみてドアの開閉により、隣地にかかったりしないかなど確認をすることをおすすめします。
道路と並行に駐車するケースでは安全面にも十分注意して検討しなければならないでしょう。最近多いスライド式のドアであっても、けっこう膨らみますので、実際に現地にて確認したほうがよいでしょう。
現地案内させていただいたお客様がスライド式のドアを開けた際に、庭石に擦ってしまったなんてこともありました(泣)。大変申し訳なく感じ、それから少し敏感になってしまいました。
商業施設や月極駐車場を運営する際には、通常1台につき7坪程度を目安として計算します。駐車スペースはもちろん、場内での車路や転回スペースも考慮した基準です。
例えば、100坪の土地でしたら、100÷7=約14台の駐車スペースがとれることになります。ただし、土地の形によっては増減算しなければなりませんが、おおよその目安にはなります。
住宅で自家用で使用する場合は、車路や転回スペースを考慮する必要はないので、乗り降りを考えて、1台あたり5坪程度確保しておけばよいでしょう。
余談ですが、敷地が狭くて駐車スペースが確保できない場合、5坪のスペースを、例えば20万/坪で購入すると100万円です。5,000円/月で近隣で借りた場合は、100万円あれば16~7年借りるのと同様という考え方もできますので、無理に敷地をつぶすくらいなら、借りるのもありかもしれませんね。
生活するイメージを膨らませて柔軟に検討しましょう!