物件探しも佳境に入り、前向きに検討したい物件と巡り合えた時には気持ちが高ぶりますよね。焦らずに、と言いたいところですが、不動産購入はご縁とタイミングとも言われます。
そんな時には、不動産業者を通じて、買付証明書を提出しましょう。
正式な契約ではないので、法的な拘束力もないですし、申込金等のお金も必要ございません。
どうしてもお金を置きたいということであれば、拒否はしませんが(笑)あまり意味がございません。売主様としても契約もしていないのに預かるのははばかられますし、弊社でしたら金庫で保管させていただきます。
当然、晴れて契約の際にはその一部として当てさせていただくお金です。
撤回は可能ですが、通常は有効期限を設定いたします。いつまでもズルズルという訳にはいきませんし、書面での意思表示ですので、法的拘束力はなくとも、売主側もきっと真摯な対応をしてくれるはずです。
なので、むやみに提出するものではないですし、何よりも買主側にとっても次への大きなステップとなる大事な書類です。誠意を持って提出いたしましょう。
前向きに検討したいということで、売主様に買付証明書の提出をする運びとなりました。
住所、氏名、連絡先、購入条件、有効期限を記載した書類を用意したのですが、買主様がなかなか時間が取れなくてメールでのやり取りのみが可能な状態。
売主様と相談した結果、弊社代筆でOKということでご了承いただき、提出させていただきました。もちろん買主様にも了解をいただき、売主側の業者様にはリモートではなく、対面でお渡しして参りました。
契約ともなるとさすがに代筆というわけにはいきませんが、法的な効力がない買付証明書ですので、あとは信用問題だけですね。
不動産売買もリモート化が進んで参りますので、非対面での取引には信用問題はつきものだなとあらためて感じた次第でした。