松本市のシンボル、国宝松本城の内堀が現在、しゅんせつ工事中ですね。

しゅんせつ(浚渫)工事とは、河川等の底に溜まった土砂等を取り除いて、水を浄化させる工事です。写真の左奥にしゅんせつ船が浮かんでいますね。

松本城のお堀にしゅんせつ船が浮かんでいる
朝日に照らされる松本城
絵に描いたようなすばらしい写真が撮れました。
👷土木工事の一種であるしゅんせつ工事

松本市内を流れる河川においてもよく、しゅんせつ工事が行われています。

上流からの土砂や瓦礫が堆積して、川底が浅くなり、河川の水量が確保できなくならないように、また、川底を掘って深くすることによって、氾濫や洪水の危険性も低くなるので、とても大切な工事です。

海へと出る河口部付近でもよく、しゅんせつ船を見かけますが、河口部に堆積した土砂等を除去して、船舶の航路を確保するための工事です。土砂堆積で川底が浅くなり、船の底部が接触することのないように定期的に工事を行っているのです。

近年では、多くの荷物や人を運ぶことができるようにと、船の大型化が進んでいますので、しゅんせつ工事が増々重要不可欠になっているのでしょう。

🏯お堀のしゅんせつ工事は安全面というよりは美観のため

工事会社のコメントによると、今回のしゅんせつ工事では、歴史的な景観及び快適な公園環境見学環境の維持向上が目的となっています。

お堀で生活する生き物にとっても快適な環境は必要でしょうし、観光で来る方々にも最良の状態で見ていただきたいものですね。何となく臭いも変化してきたような・・・そんな感じもしました。

工事は2月末までの予定ということですのでキレイになる松本城を楽しみにしましょう。

また、松本城では、平行してお城天守の耐震対策を検証するための、天守石垣構造の調査も実施しているようです。地盤の調査を行っているような感じでしたね。

これまた国宝を後世に伝えていくための大切な工事ですので、しばらくは見守っていましょう。