国立公園の脱炭素化に向けた取り組みの第1号に、松本市の乗鞍高原が候補になっています。
二酸化炭素などの温室効果ガスと呼ばれる排出物を抑制、あるいは廃絶していこうとする取り組みです。森林による吸収分などと相殺して実質的な排出量をゼロにすることが大目標。
日本では昨年の10月に、2050年までにカーボンゼロを達成する目標を掲げました。目標実現のためのひとつの戦略に、2030年代半ばまでには軽自動車も含む、新車販売のすべてを電気自動車にするなどして、排出量を削減する計画もあります。何だか最近、ガソリン価格が上がっていることにも影響があるのでしょうね。
また、住宅分野においても、2030年までに、省エネと創エネのプラスマイナスゼロの新築住宅を実現しようとしています。いわゆるZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅ですね。
ネット・ゼロとまではいかないまでも、省エネルギーの高い性能で、低炭素化に資する住宅です。意外とハードルは低くて、主に省エネ基準を満たしていることと、節水対策をすることの2つの条件を満たしていれば、木造住宅の場合であれば認定を受けられます。
税金の優遇が受けられたり、補助金を受け取れるなどのメリットもあり、検討する価値はありそうですね。
住宅設備とか断熱性についてはよく分からなかったり、迷っている時などは、この認定低炭素住宅を基準にして検討してみてはいかがでしょう。節水性の高い設備が使われてたり、標準よりも高い断熱性が期待できますので、住宅会社に相談して、コスト的にも予算内で収まるようでしたら、検討する価値はあると思います。
さらに長期優良住宅と併せて検討してみましょう。