毎年1月1日時点での不動産の所有者に課せられる、固定資産税

5月の連休明け頃から末にかけて納税通知書が送られてきます。

長野県松本市の令和3年公示地価
💰 毎年公表される公示価格の約70%が評価の基準なのです

令和3年度の松本市公示価格は、全体としてはわずかに下落していますが、これは新型コロナの影響もあって、市外中心地の商業地下落が大きく影響しています。あくまでも平均の変動率なので、場所によっては上昇している地域もあります。

そんな公示価格を基準として算出される固定資産税評価額ですが、こちらは3年に1回見直しがされています。

広報等でちらっと告知される程度ですので、多くの方は納税通知書が来て内容を確認することになるでしょう。それほど大幅に変動することもなく、何となく上がったな下がったなというレベルの認識ではないでしょうか。

初めてマイホームを購入した方などは、今までなかった税金ですのでやはり抵抗はあるでしょう。少なからず税金には抵抗がありますよね・・・

💰 住宅地の一部では評価がかなり上がっていました

先日ご縁があったお客様に、移転登記費用のご案内を作成しようと評価額を調べましたら、何と㎡あたり10,000円以上評価額が上がっていました。

200㎡とすると200万円の評価額アップです。土地の登録税が1.5%ですので、令和3年の評価替えにより30,000円ほども税額アップです。

もちろんその地域の公示価格は上昇してはいましたが、市役所に確認してみたところ、イオンモール松本の開業も大きく影響しているとの話でした。確か平成29年9月のオープンでしたので、前回の評価替えがあった平成30年度はあまり影響を受けずに、今回の令和3年度の評価替えに大きく影響したのです。

それにしても便利になって買い物の機会も増えての消費増に加えて、固定資産税の負担増にもなるし、せめて買い物頻度に合わせて消費税の還元でもしてもらわなければ出費は増える一方ですね(笑)。

逆に売却を考えている方はこのタイミングでご決断されてもよいのかも知れませんね。

次回の評価替えは令和6年度・・・イオンモール松本の増々のご発展が気になるところではありますね。