先日、お客様からのご依頼がありましたので、その方が気になる土地の所有者にお会いして、売却相談に出向いてきました。

松本市内にある、区画整理された住宅地の一角にある土地でした。

角地の写真
👤 所有者を調べて直談判に行ってきました

法務局に行けばどなたでも、手数料を支払えば土地の所有者は分かります。

ただし、所有者が引越し等による住所の変更の登記がなされていなかったりすると、記載住所に行っても他人が住んでいたり、空き家だったりということはあります。

今回は区画整理がなされた場所でしたので、その土地は新しい住所(○○丁目)になっていたのですが、所有者の住所は旧住所(〇〇番地)のままになっていたため、地番表示のあるブルーマップで調べて特定することはできました。

当然、初めてお会いするわけですから、近隣の協力業者さんから情報をいただいたりしながらの訪問となります。

ご相談はさせていただいたのですが、結果は既に売却先が決まっているとのお話でした。

👤 いきなり行って話がすすむことは稀です

地上げというと、何だか強面の人が何人かで土地を買い上げるというイメージがあるかと思いますが、今はバブル期のように土地の価格が跳ね上がるという時代でもないので、あまり聞かなくなりました。

私も以前、マンションの建設用地の交渉に何度か関わったことがありましたが、少なくとも1年以上はかかりました。

いくつかの土地が有効活用されるようにまとめ上げるのが、本来の地上げという仕事です。色々な利害が複雑に絡み合う状況を、何社かで協力しながらまとめていくという地道な仕事になります。

今回のように、特定の土地をお客様の依頼があって交渉するのも、地上げという仕事のひとつです。土地の大きさに関わらず、所有者の財産を譲っていただく相談になるという意味では、何ら変わりません。

とても難しい仕事ではありますが、機会があれば情報収集にもなりますので、今後もお手伝いができればと思った次第です。