創業80年超の工務店が松本市で手掛ける「ウッドハウス信州」シリーズの第1号となります、松本市島立の新築建売住宅がいよいよ上棟を迎えました。
早朝から、各現場から大工さんが集結しての大イベントとも言える上棟です。これまでの安全に感謝し、完成までの安全の祈願ということで現場に赴きました。
👷完成までの安全を祈願しています
建物の骨組みが完成した時点で行う儀式のことを「上棟式」。棟上げ(むねあげ)や建前(たてまえ)とも呼ばれています。
これまでの工事が無事に進んでいることと、これから竣工(完成)に向けての安全祈願を込めて行われます。
鬼門(北東)や建物の四隅に酒や米、塩をまいて清めて、礼拍手で祈願をしますが、最近は省略されることが多いようですね。
私が建売分譲住宅を販売していたころは、建物の四隅に塩をまいて清めて、玄関先にお神酒を供えて礼拍手をして、工事の無事を祈願していました。
四隅というのは、1階から2階に突き抜けている柱(通し柱)があるので、構造の要になる箇所です。今の家は、間取り的に大黒柱と呼ばれる柱がないので、玄関先にお神酒を供えさせていただくことが多いようです。
昔はその場でお神酒を振舞うこともあったようですが、今はそんな光景見なくなり、お持ち帰りいただくか、建物周辺に撒いてさらにお清めするということもあります。
🏠最近は地鎮祭か上棟式のいづれかを行うことが多い
地鎮祭については、まだ多くの方が行うと聞きます。土地の守護神を祀って、土地利用の許しを得て安全を祈願する儀式です。
一方、上棟式については地鎮祭に比べて、行う方は少ないようですね。ひと昔前は、棟梁や職人さんへのご挨拶も兼ねて、お酒なんぞ振舞ったなんて話も聞きますが、今は簡易的に行うか、お施主さんが個人的にお菓子等を持って、ご挨拶がてらに祈願するといったケースが多いようですね。
特に寒い時期の工事はとても大変ですので、職人さん達を労うという意味でも、お顔を出して温かいものでも持っていけば喜ばれることでしょう。
本格的に寒くなってきましたので、温かい飲み物を差し入れさえていただき、安全祈願をして参りました。
完成は3月末の予定ですので時々は現地の様子をご紹介しながら、良いご縁も祈願したいと思います。
職人さん方々も引き続きよろしくお願いいたします。