住宅金融支援機構が提供している長期固定金利の住宅ローン「フラット35」はほとんどの金融機関が窓口となっていますが、率直なところ、多くの金融機関は自前で扱っている商品と比べてあまり積極的に販売しているとは思えないのが実情です。

H.I.C不動産の応接室と金利表
💰自営業者の方の利用が多いフラット35

サラリーマンのように毎月決まったお給料が入ってくる方の多くは、民間の金融機関やネット銀行などの中から金利の安い商品を選択するというのがセオリーでしょう。

自身で調べてある程度知識武装した方であれば、低金利を売りにしているネット銀行の商品を選択する方が多いと思います。金利だけでなく、当初発生する事務手数料も含めた総額の支払いで比較検討することになります。

まだまだ書類のやりとりは郵送ですが、今後は電子取引でますます便利になってくるのでしょう。

安定収入があれば選択肢も多くて比較検討できますが、自営業者など収入に波がある方にとっては住宅ローンのハードルは高めです。そんな方の多くはフラット35ローンを検討することになります。

自営業者の方が利用しやすい理由としては、他の金融機関に比べて審査書類が少ない、例えば返済比率を算出するための決算書なども、通常は過去3期分要求されますがフラット35は直近1年分で間に合ったりする場合もあります。

あとは配偶者などの年収も合算することができたりと何かと良い意味で貸出し条件が緩やかなのです。

💰個人事業主の方の相談を承りました

中古住宅の購入を検討している事業主の方からのご相談でした。

住宅ローンは初めてということでまずはお取引先の金融機関に一緒に相談に行きましたが、自営業ということであまり感触はよくありませんでした。その後に貸出しは難しいというご連絡をいただきましたので、前職より大変お世話になっているフラット35取扱店に相談する運びとなりました。

まずはご担当者の方が大きく昇進されていたことに祝辞を述べさせていただき、相談が始まりました。

確定申告書2期分を提出して、その内容についてヒアリングを受けます。

さらにこの会社が扱っているフラット35は、児童手当など家庭状況に応じて支給されている各種手当も収入合算できるということで結果、まあまあの収入と見なされることになり、事業主さんも喜んでいました。

その後無事、審査もパスしましたので、いよいよ資金繰りを相談しながら購入の検討に入ることになりました。

借入をしたら当然返済が始まります。返済計画についてお話をしながら、引き続き契約に向けてのお手伝いさせていただきたいと思います。