松本市では移住希望者の方を対象に、教員住宅の一部を1ヵ月~最長6ヵ月の期限付きで貸与しています。
松本市は移住推進課という専門の部署を設置して、積極的に移住を推進しています。そんなこともあり、2020年の転入超過数(転入者ー転出者)は369人で県内最多となっています。
🏢市内に数カ所ある短期限定住宅の利用を推奨
移住推進の取り組みの中のひとつに、松本市所有の住宅に短期でお得に住める制度があります。
窓口は市役所の移住推進課で、内見後に物件が決まったら学校教育課にて申請手続きを行います。入居期間は最長6ヵ月で期間の更新はないそうです。
入居が決まった段階で役所より町会長にお取次ぎいただき、町会費などのルール説明を受けることになります。地元町会とは最低限の交流を持って、地域の作業やイベントには参加するようにといったようなお話があるのでしょう。
市内にある教職員住宅を活用していて、移住定住希望者のために短期で利用いただく制度です。
家賃も2万円代が多く、一般的な賃貸物件にありがちな敷金や礼金も必要なく、退去時に破損個所の補修負担があるくらいで、定住先がみつかるまでの拠点としての利用にはとても便利で経済的だと思います。
移住者の定住を想定していますので、単に物件の紹介だけというわけにはいかず、松本市に移住相談された方限定となっています。
これまでご縁があった移住者の方々は、良縁あって新築建売住宅や中古マンションをご購入いただきました。引越しの面倒なども考えると、できれば良縁あって初めから定住先が見つかることが理想的ですが、移住希望者の方々にはこういった制度も選択肢のひとつとして紹介しながらお手伝いさせていただきたいと思います。
最長6ヵ月という期間は多少短いような気もしますが、一般的なアパートに比べて初期費用がかかりませんので、お手軽に利用できそうですね。