水道メーターを新設したり増設したりする際には、分担金を納めますので個人所有と思っている方もいますが、メーターから道路までの配管も含めて役所(水道局)の所有管理となります。

一方でメーターBOXと敷地内の配管や給水装置(蛇口)は個人所有となります。

松本市上下水道局

以前にアパートが建っていた土地を2棟の新築建売住宅用地として再生したことがありましたが、アパートの6部屋にはそれぞれ水道メーターが設置されていました。2棟分のメーターがあれば良いので残りの4個については撤去しなければいけないということになりました。

かなり古いアパートでしたので、その時は新しく水道管を引き込むことにしましたので、その際に道路内の本管からの接続管もついでに撤去することができましたが、古い配管をそのまま使うということであれば、撤去費用が勿体ないのでそのままにしておくことも考えられます。

しかし行政としては、使わなくなった管も含めての管理責任が発生しますので、撤去するよう指示することになります。黙ってそのまま埋めてしまうケースもあるようですが、メーター検針や7~8年に一度実施されるメーター交換の際には事実が判明して、撤去させられることになるでしょうから商品として販売する際には必ず撤去するようにしていました。

使わなくなったメーターは撤去が基本です。ただし撤去するにも費用がかかりますし、またいつか使用する時が来るかもしれないということで、そのままにしているケースもあります。使わなければ基本料金もかかりませんが、後々に問題を残さないように、確実に使わないものは撤去することをおすすめします。