マイホームの購入を検討する場合、土地から購入して自由設計で建てる方法、土地と建物を同時に購入できる建売住宅にする方法、または中古住宅の検討ということになります。建物外観や間取りに強いこだわりがあって、ある程度予算に余裕があれば自由設計という選択になるでしょうか。

ウッドハウス信州元町南棟(キッチン)

特にこだわりがない、あるいは予算に余裕がないから建売住宅や中古住宅を選択するというのは、考え方の1つかもしれませんが、決して何でも良いということではなく、立地や間取り、駐車スペースや窓の位置など、建売や中古を検討される方も慎重に検討するのは当然のことです。

実際に先日、立地や価格などの条件はクリアされたのですが、駐車スペースがやや狭いということでお見送りされた方もいました。2台分は確保できるのですが、他の諸条件が凌駕することはなかったということなのでしょう。駐車スペースについては改めて考えさせられました。

立地についてはなかなかピンポイントというのは難しいので、ある程度生活スタイルが想像できれば検討範囲となり、間取りについてはよほど使いづらいものでなければ、その間取りに合わせた利用方法を考えれば後は慣れてくるといったようなお話をされていました。

価格については、総額費用が明確なのでローンの検討に入りやすいということでご納得された様子でした。自由設計の場合はある程度予算を決めていても、オプションや追加工事、水回り設備のグレードアップなどにより、想定の2~3割アップとなることもしばしばでしょう。地盤補強が必要となれば百万単位での増額となってしまうことも。

夢のマイホーム、その夢が膨らめば膨らむほど、価格も膨らんでいくといったところでしょうか。一生ものですから後悔したくないという気持ちも相まってその分価格に転嫁されるのは致し方ないことですが、ローン返済という現実との葛藤ということになります。

マイホーム購入には各々の考え方がありますが、いづれの選択であっても後悔のないように、建築会社や不動産会社としっかり向き合って納得いくまで相談するようにしましょう。