長野自動車道の諏訪ICを降りて間もなくにある収益マンションの売却査定のご依頼を受けて、久しぶりに諏訪市まで行って参りました。お天気が良ければ展望道路とも言われる東山山麓線をゆっくりと楽しみながらドライブと思いましたが、当日はあいにくの雨でございました。

諏訪湖

転勤族時代に諏訪市にも3年弱おりましたのでそこそこ土地勘はあると思うのですが、それでも久しぶりに来ると要所要所の記憶はあっても方向性は分からなくなるものです。とりあえず諏訪湖を見下ろせる場所に停まって眺めることにしました。

諏訪支社勤務時代の社宅も諏訪湖が見下ろせる場所にありましたので、おかげ様で有名な諏訪湖花火大会をゆっくりと堪能できたことはとても良い思い出です。諏訪地域の人口の何倍もの観覧客が押し寄せる花火大会はそれは車の渋滞も含めて壮大なものでした。

査定物件のマンションは老朽化している割には15部屋中14部屋入居中ということで、立地もさながら現時点での収益性も高く、単純に物的価値で評価する積算法、あるいは収益重視の収益還元法での評価にしてもそれほど差がでないような印象です。

ただし建物の老朽化が見られる部分については、今後の修繕費等も考慮しながら評価する必要があります。各階の廊下には家財道具やタイヤ等がそこら中に置かれていて、あまり管理が適正になされていない状況が垣間見れます。

周辺のアパートやマンションに比べて、部屋の広さの割には家賃が安く設定されている理由が現地に行くとよくわかるものです。それでも今後は入居者の入れ替えのタイミングで競争力をつけるためにも多少の補修や整備が必要になってくるでしょう。

諏訪地域にもお取引業者さんがいますのでご意見も聞きながら査定書の作成にかかりたいと思います。せっかく久しぶりに来たので、下諏訪の諏訪大社下社秋宮近くにある1873年創業の新鶴本店さんで職人技銘菓の塩羊羹を買って帰ることにしました。しかし久々の長雨ですね。

諏訪大社下社秋宮近くにある1873年創業の新鶴本店