雨の少ない松本市もめずらしく雨が降り続いています。そんな雨の日は家でゆっくりしたいものですが、マイホームや不動産の購入を検討している方は、雨の日も物件や現地周辺の見学に出かけることをおすすめいたします。

雨の日の道路と水たまりの写真

雨の日はどんよりしていて気持ちも滅入りますが、マイホームとなると一生ものですのであらゆる状況下で物件の見学を行うようにしましょう。晴れた日には日当たりを確認したり、気持ちが良いので時間をかけて周辺を散策したりご近所さんのお話聞いたりするのも有益なことです。

時間帯によっては意外と車の往来が激しかったり、抜け道と思っていた道路が行き止まりだったことに気づいたり、近所にゴミ屋敷があったり、ゴミ集積所まで距離があったりと購入の意思決定に影響するかどうかは個人差がありますが、それでも知っておいて損はないでしょう。

一方雨の日は気乗りはしませんが、特に建売住宅や中古住宅の購入を検討している方は見学に行くようにしましょう。敷地内に大きな水たまりができていたり、屋根や庇から玄関の目前に水が落ちていたり、場合によっては雨漏りを発見するなんてことも考えられます。

不具合があれば販売会社が対応はしてくれますが、不具合は購入意欲にも影響しますし、雨漏りとなればこれは穏やかではないでしょう。建物の形が複雑になればなるほど雨漏りのリスクは増大します。特に壁と壁が接している内側の入隅部分での発生リスクが高いです。

経験上、窓枠からの水の侵入といったケースもありました。窓枠設置の際に誤って湾曲させてしまった材料を元に戻してそのまま設置したことが原因でした。わずかな隙間から時間をかけて水が浸入してきて室内側の窓台にポタポタ、原因究明に外壁を外したりと大変苦労したものです。

また目前の道路が変形や陥没していて雨の日に大きな水たまりになるのも見過ごせません。車が通る度に壁や窓に、はたまたご自身や家族に水が跳ねるなんてことになれば水は溜まるはストレスも溜まる一方です。相手の自動車の任意保険で対応できるとは思いますが現実的ではないでしょう。

雨の日に見学すると普段は分からない発見があるものです。水気は建物に最も悪影響を与えます。特にマイホームの購入を検討している方は是非とも色々な状況下で見学するようにしましょう。